宮田国語塾 受験国語専門塾

当塾は、中学受験・大学受験のための国語専門塾です。
受験国語のエキスパートによる個別指導で、入試に必要な文章読解力・論理的思考力・答案表現力・知識(語彙力など)を錬成。付け焼き刃的なテクニックに走ることなく、根本的な国語力を身に付けることにより、入試における得点力・偏差値を確実に高めます。

<2015年5月5日現在の状況>

  現在のところ空席はございません。
  空席待ちのお申込のみ受け付け致しております。
  状況は流動的ですので、詳細はお電話にてお尋ね下さい。

個別指導制 各クラス上限生徒数 2名または1名

  2名クラスの場合も、学力レベルや志望校を勘案し、
  同一授業で指導するのが好ましいと判断される方のみで
  編成致します。

● 受験国語のエキスパートである 塾長 直接指導致します。

 
日本語検定1級 首席合格 / 漢字検定1級 合格
 
日本語教育能力検定試験 合格

● 問題解説に終始する単純な学習会ではありません。
  個別指導により塾生一人一人の答案を詳細に検討・修正致します。

難関中学合格・難関大学合格を目指される方に最適です。

  <中学受験>
  灘中・甲陽学院中・東大寺学園中・西大和学園中
  大阪星光学院中・洛南高等学校附属中・洛星中
  四天王寺中・神戸女学院中・大阪女学院中
  清風南海中・奈良学園中・六甲中・高槻中
  大阪桐蔭中・帝塚山中・同志社中・立命館中
  関西学院中・国立大学附属中 など

  <大学受験>
  東京大学・京都大学・旧帝大などの難関国立大学
  早稲田大学・慶應義塾大学などの難関私立大学
  国立大学医学部などの難関学部 など

受験国語全般に対応致します。

  中学入試国語 ( 説明文・論説文・小説・随筆・詩歌 )
  大学入試国語 ( 現代文・古文・漢文 )
  記述式問題・選択式問題・小論文

欠席補講制度がございます(無料)。

個別体験授業・個別面談 を随時実施致しております(無料)。

  お電話にてご予約の上、ご来塾下さい。
  お一人様1回に限らせていただきます。
  当塾より入塾勧誘をすることはございません。

宮田国語塾 写真 教室 1 宮田国語塾 写真 教室 2

塾生募集

2015年度(平成27年度)につきましては、下記受験生を若干名募集致します。受験に必要な読解力・思考力・答案表現力を身に付けて、難関突破を目指しましょう!

 難関中学を目指す中学受験生(小学5年生・6年生)

通年授業スケジュール・空席状況など、詳細についてはお問い合わせ下さい。満席の曜日・時間帯については、空席待ちをお受け致します。

ご入塾をお考えの方には 無料体験授業・面談 を個別的に実施致しております。お気軽にご参加下さい。

指導効果を考え、小学5年生と小学6年生は別のクラス編成となっています。別学年の生徒・学力差のある生徒を混合してクラスを編成することはございません。

※ 今期2015年度(平成27年度)につきましては、大学受験クラス・小論文クラス開講の予定はございません。

※ 来期2016年度(平成28年度)のご予約は、本年9月頃より承る予定です。


宮田国語塾の特色

宮田国語塾の特色2

< 1. 個別指導制の採用 >

国語という教科は、一定数以上の生徒を対象とする集団指導システムに馴染みにくい性質を持っています。経験的に、指導対象が3名を超えると国語指導の効果はかなり薄くなると言えますが、これは、国語の得点力を上げるためには、「各個人の記述の偏り・記号選択の癖・思考方法のブレ等を修正する過程」、つまり、「個別的に生徒の答案や考えを検討する過程」が必要とならざるを得ないからです。

当塾では、集団授業を受けても国語の成績が向上しなかった方・集団授業のレベルに飽き足らずさらに高度な国語力を身につけたいとお考えの方に応えるため、上限生徒数2名または1名の個別指導制を採用し、一人一人に真剣に向き合う指導を行っております。

< 2. 塾長による責任指導 >

長年にわたり受験国語を専門的に指導してきた
塾長 が、責任をもって指導致します。アルバイト講師に指導を任せることはありません。

< 3. 徹底的に入試合格を志向した指導 >

「受験国語専門塾」の名の通り、志望校に合格する国語力を身につけることを最優先として指導を行います。漠然とした国語力の向上を目指すのではなく、目的意識を持って「入試合格に必要な国語力」を身につけることこそが、結局は「一生使える国語力」の獲得へとつながります。卒塾生の多くが、難関校入学後も良好な成績を維持しているのはその証左です。

< 4. 充実した授業 >

原則として一授業は90分間。授業においては、一般的な説明にとどまることなく、各生徒の書いた答案や質問・疑問を詳細に検討致します。「問題文&設問解説」と「生徒作成答案のリアルタイムな修正」をリンクすることにより、徹底的に生徒の理解を深め、得点力を高めることが可能となっています。

< 5. 中学受験&大学受験に完全対応 >

中学入試のみならず、東大・京大・医学部入試を初めとするあらゆるレベルの大学入試にも完全対応致します。大学受験への対応が可能な指導力をもってこそ、中学受験生にも、目先にとらわれぬ本格的な指導を行うことが可能となります。

< 6. 国語科目全分野にわたる指導 >

現代文の指導のみに終始する塾ではありません。古文・漢文・小論文など、国語科目全般の指導を得意としています。また、記述型問題はもちろん、記号選択型問題(センター試験・私大型入試)についても徹底的に指導・対策を行います。

< 7. 欠席補講制度完備 >

ご欠席の際のフォローとして、欠席補講制度を設けております。授業欠席時もカリキュラムに遅れることなく、当該授業をご自宅のテレビやパソコンにてご受講いただくことが可能です。欠席補講制度ご利用の際も、別途料金は発生致しません。(なお、1対1授業については、授業の振替も承ります。この際も別途料金は発生致しません。)


合格実績

< 2015年度 合格実績 >
 奈良県立医科大学医学部医学科(現役合格)
 同志社大学生命医科学部
 神戸女学院中学部
 東大寺学園中学校
 大阪星光学院中学校
 立命館中学校
 同志社香里中学校
 大阪女学院中学校
 大阪教育大学附属平野中学校
 四天王寺中学校(英数Iコース)
 清風南海中学校(特進コース)
 清風南海中学校(スーパー特進コース)
 プール学院中学校(特進コース)
 大阪桐蔭中学校(英数選抜コース)
 大阪桐蔭中学校(中高一貫コース)
 近畿大学附属中学校(医薬コース)
 帝塚山中学校(女子英数コーススーパー選抜クラス) 3名
 帝塚山学院中学校(関学コース)
 帝塚山学院中学校(ヴェルジェコース)
 四條畷学園中学校(6年一貫コース)
 土佐塾中学校 2名

※ 合格者から頂いたメッセージは下記をご覧下さい。

 
合格者からのメッセージ - 大阪星光学院中学・東大寺学園中学合格

 
合格者からのメッセージ - 四条畷学園中学合格

 
合格者からのメッセージ - 大阪女学院中学合格

 
合格者からのメッセージ - 奈良県立医科大学医学部医学科合格

 
合格者からのメッセージ - 四天王寺中学合格

 
合格者からのメッセージ - 帝塚山中学合格

 
合格者からのメッセージ - 神戸女学院中学合格

< 2014年度 合格実績 >
 京都大学工学部
 大阪大学基礎工学部(推薦入試)
 同志社大学法学部 2名
 慶應義塾大学法学部(FIT入試=AO入試)
 立命館大学法学部
 武庫川女子大学文学部
 京都女子大現代社会学部
 灘中学校
 大阪星光学院中学校
 海陽中等教育学校(特待生)
 帝塚山中学校(英数コース)
 清風南海中学校(スーパー特進コース) 2名
 清風中学校(理Iコース)
 清風中学校(理IIIコース)
 清風中学校(理IIIプレミアムコース)
 開明中学校(スーパー理数コース)
 近畿大学附属中学校(英数コースプログレス)
 近畿大学附属中学校(英数コースアドバンスト)
 関西大倉中学校
 香川誠陵中学校
 大阪学芸中学校
 国際大和田中学校

※ 合格者から頂いたメッセージは下記をご覧下さい。

 
合格者からのメッセージ - 同志社大学法学部合格

 
合格者からのメッセージ - 京都女子大学現代社会学部合格

 
合格者からのメッセージ - 同志社大学法学部合格

 
合格者からのメッセージ - 京都大学工学部合格

 
合格者からのメッセージ - 大阪大学基礎工学部合格

 
合格者からのメッセージ - 近畿大学附属中学合格

 
合格者からのメッセージ - 灘中学合格

 
合格者からのメッセージ - 清風南海中学合格

 
合格者からのメッセージ - 慶應義塾大学法学部合格

< 2013年度 合格実績 >
 大阪星光学院中学校 6名
 東大寺学園中学校 5名
 西大和学園中学校 5名
 函館ラ・サール中学校 6名
 愛光中学校 5名
 清風南海中学校(スーパー特進コース) 2名
 清風中学校(理IIIプレミアムコース) 2名
 奈良学園中学校(特進コース) 2名
 明星中学校(特進コース) 2名
 高槻中学校 2名
 大阪桐蔭中学校(英数選抜コース)
 四天王寺中学校(英数IIコース)
 奈良学園中学校(医進コース)
 帝塚山中学校(英数コース)
 清風中学校(標準コース)
 関西学院千里国際中等部
 大阪女学院中学校
 早稲田摂陵中学校
 関西大倉中学校
 桃山学院中学校
 土佐塾中学校

< 2012年度 合格実績 >
 洛南高等学校附属中学校(女子)
 四天王寺中学校
 奈良学園登美ヶ丘中学校
 帝塚山中学校(英数コース) 2名
 清風南海中学校(特進コース)
 清風南海中学校(スーパー特進コース)
 愛光中学校

< 2011年度 合格実績 >
 東大寺学園中学校 2名
 西大和学園中学校 2名
 大阪星光学院中学校 2名
 清風中学校(理IIIプレミアムコース)
 愛光中学校


< 2010年度 合格実績 >
 灘中学校
 東大寺学園中学校 2名
 西大和学園中学校
 大阪星光学院中学校
 帝塚山中学校(スーパー理系選抜コース) 2名
 帝塚山中学校(英数コース)
 大阪教育大学附属池田中学校
 高槻中学校
 朝日塾中学校
 初芝富田林中学校
 土佐塾中学校
 香川誠陵中学校
 岡山白陵中学校
 滋賀大学経済学部(社会人小論文入試)
 慶應義塾大学経済学部(通信教育課程)

< 2009年度 合格実績 >
 灘中学校
 東大寺学園中学校
 函館ラ・サール中学校
 大谷中学校(特進コース)
 東山中学校(エースコース)
 近畿大学附属中学校(医薬進学コース)

< 2008年度以前の合格実績 >
 大学受験クラス4名全員 京都大学 現役合格
 国立大医学部 現役合格 など


国語塾宮田塾のブログ

 
国語塾・宮田塾のブログ

 2008年より随時更新中。
 勉強一般・入試問題の解法・塾の日常など。

 国語や入試国語に関する最新記事は、本ページに掲載後、
 「
ブログ」「国語・入試国語に関するメモ」に転載しています。



2015.04.29

竹内真『自転車少年記』

生徒さんが受験した模試の問題や答案を個別的に見て、質問に答えたりアドバイスしたりすることは、私の日常的な業務の一つ。その際に、興味深い出題文に出会うことがあります。役得の一つかもしれません。

竹内真『自転車少年記』はどこかの中学入試問題でも見かけたことがあり、興味を持っていたんですが、模試で再び見かけたので購入してみました。


自転車少年記自転車少年記
(2004/05/25)
竹内 真



読み始めると面白くて、一気に最後まで「走り」ました。自転車を軸とした小説なので、登場人物と一緒に「走っている」気分になる小説なんです。

典型的な「教養小説」、つまり、登場人物が自己を形成し成長してゆく物語なんですが、私はこの類型の小説が大好きです。仕事自体が、生徒の成長と大きく関係していますし、自分自身まだまだ成長せねばならない身分ですしね。帯には「爽快無類の成長小説」とありましたが、偽りなし。

教養小説と漫画 Part1:国語塾・宮田塾のブログ

教養小説と漫画 Part2:国語塾・宮田塾のブログ

中学入試頻出テーマ「少年少女の精神的成長」— Sigur Ros を介して:国語塾・宮田塾のブログ

主人公は昇平と草太の二人。はい、登場人物にマークを付けておこうね〜。いやいや、授業じゃないので気楽に読もう(笑)。

主人公の二人が4歳、幼稚園児の頃からストーリーは始まります。昇平が自転車の練習をしていて、極めて危険な失敗を犯すんですが、それが二人の最初の出会い。下り坂でコントロールを失った自転車が草太の家に突っ込むんですが、このシーンから既に二人の性格、したがって成長の道筋が暗示されています。

もちろん、読み始めたときには、そんなことは知る由もありません。でも、彼らが30歳手前になるまでの遍歴・成長を見届けてみると、出会いのシーンが必然性をもったものに思えてきます。入試や模試で出題されているのは、このシーンの近辺ですね。

やや無鉄砲なところがあるが社交性の高い昇平、穏やかな性格で努力を惜しまない沈思黙考型の草太はとてもいいコンビ。小説内だけではなく、こういう人物のコンビは安定性が高いと思います。勉強に向いているのは後者の草太だと思うんですが(実際、小説の中でも一心に勉強するシーンがある)、社会に出たとき、どちらがうまく世を渡ってゆくかはまた別論。それが人生の面白いところです。

大人の私からすると、大学生から社会人の頃の彼らも面白いんですが、仕事や異性関係の話が大きくなってくるので、小学生が読んで面白いのは前半部分じゃないかと思います。そのあたりを少しご紹介します。

小学生になった彼らは、特訓山での冒険を経て、海への冒険に出かけるんですが、このシーンが特に男心をくすぐります。

小学1年生の頃。二人は校則を破って自転車で校区外に出かけ、道に迷いながら必死で「特訓山」にたどり着きます。しかし、その「特訓山」も、小学4年生になった彼らにとっては、今や気軽に出かけられる場所となっています。

「ショーちゃん、今は特訓山を遠いとは思わないだろ?」
「当たり前だろ。あそこが遠いと思ったのなんて、一年の時だけだって」
「でもさ、もしも今でも特訓山に行ったことなかったら、やっぱり遠いって思う気がするんだ」
「……まあ、そうかもしんないけど」
「だからさ、もっとずっとずっと遠くに行ってみたら、そこも遠いとは思わなくなると思うんだ」
「海でもか?」
「海だってどこだって、自転車で行けるようになれば、きっと自分の縄張りみたいになると思うんだ。どんどん遠くに行けば、どんどん縄張りが広がってさ」
「縄張りかー!」
(中略)
「だからさ、思うんだ」
熱にうかされたような気分で、草太はさっきの言葉をもう一度繰り返した。
「自転車で、どこまで行けるか試してみたいって」

竹内真『自転車少年記』より引用


男の子の持つ冒険心が本当によくあらわれています。10km以上離れた海への冒険は、結局失敗に終わるんですが、その苦い味わいもまた「成長物語」らしくていい。人間は冒険したり失敗したりしないとね。

上記の小学生二人の気持ち、よくわかるんですよね。私がバイクに乗るのと同じ気持ちなんです。私も大人ですから、さすがに近隣の海ぐらいで「縄張り」が広がった感覚は持てませんが、「鹿児島までフラッとかき氷を食べに行く」とか、「青森の海をひょいと見にいく」なんていうのが好きなのは、どこか「縄張り拡大本能」と関係があるのかもしれません。いや、あんまり成長していないだけなのかな……(笑)。

自転車であれバイクであれ、「風」がポイントなんだと思います。この『自転車少年記』も、要所要所で「風」の描写が織り込まれます。「風」がないと、自力でたどり着いた感じがしないんですよね。電車、ダメ。飛行機、ダメ。自動車、ダメ。安楽すぎる乗り物は(移動手段としてなら別論)、楽しみがありません。自力で苦心してたどり着かない限り、「縄張り」が広がった感覚は持てないようです。

(ちなみに私の「縄張り」は本州・四国・九州の45都府県。北海道と沖縄だけはまだ自分のバイクで走ったことがありません。)

彼らのこの冒険感覚は、大人になっても続きます。大学生になった草太は、自転車で300km走破する「八海ラン」と称するイベントを立ち上げて成功に導くんですが、そのくだりがとても自然でいいんです。イベントまずありきではなく、楽しく(&苦しく)走る行為が自然に人の輪を広げてゆき、いつしか大きな大会になっている。理想的だと思いました。

最近の小説には珍しく、400ページ超なのに、小さめの活字で二段組みの体裁になっているのも私好み(字がギチギチに詰まっている本が大好きです)。それでいて、文章に勢いがあるのでスルスルと読めます。以前、恩田陸の『夜のピクニック』を妻からもらって読みましたが、よく似た読後感を覚えます。

上質な成長物語って、やっぱりいいなあ。